合気道・相半身片手取り 小手返し

「相半身片手取り 小手返し（あいはんしんかたてどり こてがえし）」は、合気道の技術の一つで、相手が片手で攻撃してきた場合に、その攻撃を利用して相手の手首を捕らえ、その力を利用して相手を投げる技術を指します。以下にその概要を説明します。

1. **攻撃の受け流し**: 相手が片手で攻撃してきたとき、合気道家はその攻撃を受け流す動作を行います。このとき、相手の腕や手首を捕らえる準備を行います。

2. **手首の捕捉**: 攻撃を受け流した際に、合気道家は相手の手首を捕らえます。この手首の捕捉は相手の力を利用して行うため、相手の力を強制的に押さえ込むのではなく、相手の力を誘導して捕捉することが重要です。

3. **小手返し**: 合気道家は相手の手首を捕捉した状態で、相手のバランスを崩す動作を行います。これによって、相手の攻撃を受け流し、その力を活かして相手を制御し、投げる動作が行われます。この投げ技は「小手返し」と呼ばれます。

合気道の原則である「力を逆手に取る」という考え方が、この技にも反映されています。相手の攻撃を受け流し、相手の力を利用して制御し、調和を保ちながら投げることが、合気道の基本的なアプローチです。