合気道・袖取り二技 小手返し

小手返し（こてがえし）は、合気道の技術の一つです。袖取り二技（そでとりふわざ）と呼ばれるカテゴリーに属します。袖取りは、相手の袖（そで）を掴んで制御し、その後に特定の技をかけるための準備動作です。小手返しは、袖取りの中でも比較的基本的な技術の一つとされています。

小手返しの基本的な流れは次の通りです：

1. 相手の攻撃：相手が打撃やつかみなどで攻撃してきます。
2. 袖取り：あなたは相手の攻撃の隙間をついて、相手の手首や袖を掴みます。これにより相手の攻撃が制御されます。
3. 転換：袖を掴んだ状態で、あなたは自分の体を動かし、相手のバランスを崩すような位置に誘導します。
4. 小手返し：相手のバランスを崩した状態で、あなたは相手の手首や腕を利用して、相手を制御しつつ投げる動作を行います。

小手返しは、相手の攻撃を受け流すのではなく、その攻撃エネルギーを利用して相手を制御し投げる技術です。合気道の特徴である円滑な動きと相手の力を利用する考え方が組み込まれています。小手返しは、相手の攻撃の種類や方向によって多くのバリエーションがあり、状況に応じて適切な技を選択することが重要です。